原毛を羊飼いに、譲って頂きました。
羊毛に刈り取りは、年に一度、冬の前に行います。
通常はあと一月程後ですが、数匹だけ既に刈り取りをしたようで、刈りたてほやほや、ふわふわの原毛を分けていただきました。
標高4000mの遊牧地から、2700mの村まで、背中に担いで人の手で下ろしてきたようです。
夏の間、羊達は、標高4000m超えの草原を旅をして、あと1ヶ月ほどで、雪を避け村へ戻ってきます。
モンゴルなどの遊牧民は横移動の遊牧をし、ヒマラヤの遊牧民は季節ごとに縦の移動をするのです。
今は、ガガンという18歳くらいになったかな。。。少年が家族を代表して1人で村中の羊を高地で羊飼いをしています。

刈りたて原毛は、おしりの周りの部分は汚れ着いていたりします。
そのうんちも洗うと解けて、草のみが原材料な事が分かります。
これから、汚れや草を手作業で取り除き、洗っていきます。
自分の手で触れて洗うから、羊が食べている、ヒマラヤの原野の草や、風の音、水。。その環境に羊毛に触れることで、
手を通して繋がるような気持ちがします。

作り手みんなが触れて、作業して、納得したものを、身につけて頂きたいな。と思います。

今年は選別と言って、原毛から草や汚れを取り除く作業を、過去最高に時間をかけて、丁寧に仕上げています。
糸を紡ぐ前に丁寧に手作業で掃除をし、質の良い部分を、とにかく丁寧洗うこと。
それが、熟練の手を通して空気を含んだ質のいい糸に紡がれ、質のいい糸から質のいい織物や編み物が出来上がってきます。

この原毛が商品として完成し、販売されるのは2023年11月頃でしょう。

過去最高に丁寧に。
過去最高のクオリティを目指して。

体調も崩していたし、量は全然できないのだけど、ゆっくりと手間隙を惜しげも無くかけて、村の作り手さんのレベルもどんどん日本クオリティに上がって、毎年ベストを更新していると思います。

11月頃から、日本での販売も開始する予定ですので、楽しみにしていてください。

こちらは、冬の支度の干し草集めに大忙しの村。
おばあちゃんは孫の手を引き、草を背負い、山から降りてきました。
昔話みたいな光景が、今日も、ここでは続いています。

おすすめの記事