Himarayan wool について
オーストラリア・カナダ・米国、日本など、世界のパーマカルチャーや循環型農園を訪ね学んでいた頃、ヒマラヤ山岳遊牧民の村を訪れました。
今の、私たちにとって当たり前の近代文明に移り変わる前から、受け継がれてきた、持続可能な暮らしの集合体に感動しました。
オーストラリアでは、木の一歩も生えていない、日陰も軒もない柵の中で一生を終える羊たちを見ていました。
ヒマラヤ山岳遊牧民族は、羊はいつも放し飼い。エサは広大なヒマラヤに野生に生える草達のみを食ませていました。
糸を紡ぐ方法も、世界中の先住民が行ってきた太古の方法のひとつ。
洗う時には、薪集めから始まり、川を石でせき止めプールを作るところから。
あと10年後、誰も知らなくなってしまう事が、どれくらいあるのだろあう。
現代社会に移り変わる際失われていった、太古から続いた伝統の技の継承と存続を願い、できるだけ忠実にwool製品の製作を進めています。