Bella Terra 遊牧の旅 中編 夜明け ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「人が遠い旅を求めるのは、自分のいる場所を知りたいからじゃないだろうか。どこまでも遠くに行くと、最後には自分の内側にまで戻ってくるような気がするんだよ」 「死をいま生きている対極に置くんじゃなくて、いのちをいのちたらしめているものとして、自分のなかに親密にとりこんで、そ... 2023年9月15日
Collection 遊牧の旅 前編 ヒマラヤ山岳遊牧民は平面の移動ではなく、季節ごとに縦の移動をします。春夏秋は4000m程のヒマラヤの高地へ遊牧の長い旅へ、秋になり雪が降ってきたら、2500-2700m程の場所にある村を拠点に、毎日雪の中でみ遊牧に出ます。夏の時 長期で4000mの高地で遊牧に出るのは大変体力がいるので、共に暮らす遊牧民の大家族の中から... 2023年9月13日
Bella Terra 8月のみちる月 インドへ 7月の月満ちる夜、日本へ降りたち8月の月満ちる夜、インドへ飛ぶ ひとつの月の巡りをユーラシアの東の果て太平洋に続く海沿いの街で過ごしました たくさんの方にお話会や展示会にいらしていただき、ありがとうございました。突然決まった帰国も、有意義な時間でした。サポートしてくださったり、共創、共存してくださった皆様のお顔がインド... 2023年8月2日
Bella Terra MutsumiUmi in Japan ヒマラヤに住むってどんな感じ?って、一言で言ったら。目、鼻、口、耳、触覚。人間として持っている力を最大限に引き出して、自然と対話して調和して生きのびる。という感じなのかと思います。肺も、消化器も、脳も、すべてを最大限に活用していないと、過酷な環境では、命を落とすことは簡単です。 日本に来て、携帯を持たずに暮らして都内の... 2023年7月17日
People 羊飼いとの暮らし 日本への帰国の10日前。おじいさんは、日本に持っていけるように織り物を始めようと言った。この織りに使う糸は、一昨年の秋に毛刈りし、丁寧に掃除をし、洗い、紡いだもの。そして、この一か月で二枚目の織り。おじいさんの眼差しから伝わってくるものがあった。私の方の仕事のスケジュールは多忙を極めていた。その予定の中に織り物も入って... 2023年6月30日
People グジャラートの旅編 最終回。村に戻るまでのお話と最後にお知らせを。 羊飼いで家主のおじいちゃん。彼から学んでいることは、一生の宝です。 皆様こんにちわ。グジャラートという、手紡ぎ手織りの聖地の旅を終え山に戻ってきました。インドに来て、色んな宗教の講和を聞く事が増えました。その中でよく言うのが、自我を手放し、大いなる存在に捧げなさい。という一説。あんまりよく分からなかったのですが、ヒマラ... 2023年6月8日
People March,2023 Himarchal Pradesh, India.如月,2023年 インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州 March, 2024 Himarchal Pradesh , India. 遊牧帰りの羊ちゃんです。雪の残るこの時期は村に留まり、毎日遊牧に行きます。日中、羊を追いかけに出かけるのは、羊飼い1人と犬が数匹。朝と夕方は峠から村へ入る入口まで、羊飼い家族が集まり、数を数えたり、小屋まで誘導したります。今日も1頭も欠けるこ... 2023年3月16日
Bella Terra 羊飼いの詩 この村の人口は100人ちょっと。 二家族が羊飼いで、250匹ほどの羊がいます。 2014年の冬。雪の降るヒマラヤの村から村へ登山していた時。私の心をわしづかみにした光景。日なたに座って糸を紡ぎ、編み、織っている人たち。軽く伸ばされていく手から、雲から光がさすように、糸が生まれてきて光景も。笑顔の口元には歯がなくて、子供... 2022年10月9日
Bella Terra 祈り 感謝 私たち人類は火を扱うことができる生き物。大自然の中の暮らしでは、マッチ、ライター、小型ナイフ。は必需品です。 ヒマラヤの羊飼いは、いつもポケットに忍ばせています 料理も薪ですることが多く"火" が私達に生命を与えてくださっている。ことを実感します。 ナイフも調理だけでなく、ちょっとした植物や木を切ったり、それは生活の必... 2022年8月7日
People Umi UmiBella Terra の主催者。日本に生まれ育ち、2008年よりバックパック1つで日本や世界を旅しながら、各国の先住民族やパーマカルチャー、エコビレッジなどを巡り、インドヒマーチャルプラディッシュの山岳遊牧民と糸つむぎ、織りの技術に2014年に出会う。理由も分からずこの地に強く惹かれ、糸をつむぎ、この土地に住む... 2022年7月6日