【 はじめに 】
世界のエコビレッジなどを旅して、ヒマラヤに落ち着いて10年が経ちました。
徒歩のみで辿り着ける小さな村で、山岳遊牧民の村に暮らし、畑仕事や遊牧、継承される方法で糸紡ぎ織り、観光客としてではなく村の人と同じように暮らしています。
村人たちは氷河から流れる水で羊毛を洗い、スピンドルと言われる最古の方法で糸を紡ぎ、自家製の織り機で布を織ってきました。
人類は地球の命の循環により衣を紡ぎ、その衣は土に還っていく。
その行いがとても尊いと思うのです。
【 お伝えしている糸紡ぎについて 】
まず、一日では糸紡ぎはできる様にならず、練習を繰り返さなければなりません。その練習の過程で色々な気づきがあり、それを大切にするのが『紡ぐ集い』です。
手紡ぎというとチャルカ(糸車)を使った方法や電動の手紡ぎが主流になってきていますが『 スピンドル 』という世界最古の糸紡ぎの方法をお伝えしています。日本では弥生時代の史跡からも発見されている方法です。
雪のヒマラヤの村で山岳民族が、駒のような道具で糸を紡ぐ姿に魅せられて暮らすようになりました。世界中の少数民族が続けてきた方法で糸を紡ぎ衣服を自給し着用する。という経験は、地球と人との関りと人類の歴史を感じる大きな体験でした。
ヒマラヤの遊牧民はつい数十年前まで先進国文化から孤立し、衣、食、住を自給して暮らしていました。彼らの元にも資本主義社会がやってきて、重要と言われている速さや効率、見た目の良さを重視した生き方もやってきました。
利益効率重視の近代化の波はヒマラヤの村にも訪れています。それは止めることはできないけれど、この村の風習で、お爺さんおばあさんは自分の死装束は作らないけれど、残される配偶者の喪服を、子供や孫の民族衣装を作ってこの世を去っていきます。糸紡ぎの技術以上に、そんな彼らの姿から受け取ったものをMutsumiUmiは『紡ぐ集い』で伝えていきたいと思っています。
村の長老たちが言葉ではなく日々の生き方を通して伝えてくれた、言葉にできない体験を、日本帰国時は対面で、ヒマラヤ滞在中はオンラインで毎月レッスンを行っています。
足るを知り丁寧に生きる。その実践の中でシンプルな幸せを、紡ぐコミュニティで体感していきます。
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日時詳細
【 場所 】 レラウタリ 上野原駅より徒歩10分
【 日時 】 2024/12/01(日) 10:00~開場 10:30~16:00
午前 カカオセレモニー
休憩 ヴィ―ガンランチ
午後 世界最古の糸紡ぎ伝承の会 “紡ぐ集い”
【 料金 】 15300円(糸紡ぎ初回の方) 糸紡ぎ二回目以降の方 11100円
内訳
・糸紡ぎー 初回の方 ¥8700 ☆ 8000 円+お道具代 700円 (羊毛10g+スピンドル )
二回目以降の方 ☆4500円
・ カカオセレモニー 4000円(ファシリテーター Amo)
・ お食事 1500円(ヴィ―ガンで丁寧に作られたシロテナリさんの昼食)
・ 場所代 1100円
【 定員 】 初めての方8名まで 二回目以降の方6名まで
【 お申込み方法 】
こちらよりお申し込みください
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd8NBxrmGbFLsYh9KBqZ3E87anewkVDcOJal08eN0BHq2SCtQ/viewform
料金は前払い制です。お申し込み後一週間以内にお振込みをお願いいたします。ご予約後の返金は致しかねます。ご了承くださいませ。
お申し込み後、事務方担当「 鈴木 」より、ご予約の確認、お振込み方法などのメッセージが届きます。
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【初めての方へご案内】
☆初回の方とご一緒するクラスは年に一度か二度になります。この機会をお見逃しなく。
☆初回クラスを参加され続けていきたい方は、上野原“レラウタリ”にて定期的にクラスを行っていますので、そちらに参加しつづけることもできます。
☆レラウタリでは講師のMutsumiUmi が、日本にいないときにもオンラインで毎月のグループレッスンを行っています。
重要!! 一度だけの体験としてではなく継続クラスのご案内 ↓↓↓ に目を通していただいてからクラスに参加してください。よろしくお願いいたします。
【日本で紡ぐ集いとして活動することで目指している方向性】
人生に苦難も困難も起こらない人などこの世にはいないでしょう。自分の思うようにいかない出来事をポジティブに受け止めチャレンジしていく事の楽しさを知る!
→糸紡ぎは最初、まったく思うようにできません。ですが、諦めずに練習を続ければ必ずどなたでもできます。そこで重要なことが、できないことをジャッジして、自分の気持ちを上下させる必要がないという事を、一過性の言葉や教えではなく糸紡ぎの練習の過程から自然と自身の深くに身に付き、自分と世界のかかわり方が変わってきた。という体験談があります。
大人になると対社会的な生産性ばかりを求められ、子供のころの様に自分自身のための目標のために努力し時間を使うチャンスが減ってきます。
“紡ぐ集い”では、小さな目標を設定し達成を集めていく事。その努力の積み重ねがやがて「自分で紡いだ糸を自分で編んだ作品」として目に見える形となって 『他でもない自分を暖めてくれるニット』 になってくれます。社会的大きな成功とは異なる、自分の世界の小さなことです。でも、子供のころを思い出してください。自分だけの特別な歓びが社会生活を支える喜びや安らぎの深い部分にあった経験はないでしょうか?
何かに深く集中して取り組むと、ゾーンと言われる状態に入ることがあります。
“紡ぐ集い”では、糸紡ぎを自分自身との深い結びつきの方法として捉え、マインドフルネス、瞑想的な体験の場としています。自分の中の思考は思っているよりも強力ですが、糸紡ぎという動作を反復的に取り組み、肉体がその動作を覚える位鍛錬すると、糸を紡ぐ動作が、自身の思考を制御しゾーン、マインドフルネス、ワンネス、と呼ばれる精神状態に自身で導くことができるようになります。
ヒマラヤの先住民族の人たちは一人一人が自立した関係を好みます。言葉が通じない状況で、糸紡ぎや織りを習い、畑仕事や水汲みなどをコミュニティとして共にすることにより,言葉を用いたコミュニケーション以上の信頼や人間性の理解が培われ自然と信頼のある関係性が出来上がることを体験しました。
これをまじかで見た主催のMutsumiUmiは、このように、言葉を通してではなく自然と育まれていく、持続可能でヘルシーな組織として“紡ぐ集い”を運営していきたいと思っています。
糸紡ぎだけでなく、お茶の用意や会場準備を係を決めることはなく、できる人ができることをやる。そういう原始平和的な場であることを目指して「会」ではなく、“集い”という言葉を使っています。
苦難を超えることで人は自信、意味、成長を見出す生き物だそうです。ただ、会社や家庭など他者から受動的に与えられる困難は、ただの苦悩のようです。(笑)
大切なのは自分で設定した目標であること!自身で見出した目標に向かって努力を重ね、達成していく事で挫折に強い、諦めずに挑戦する、生き方が自然と育まれます。
それは、一般社会の効率性を重視した生き方とは違うかもしれません。ですが、人生は一度きりで、自分の心を育むのも、現状に満足してしまうのも自分の毎日の積み重ねでしかないのです。
ヒマラヤの人たちは自分の人生を積み重ね、晩年も子供の様に瞳を輝かせている。そんな長老たちと共に10年います。私は近代社会にない豊かさや幸せを毎日の積み重ねから感じています。
糸紡ぎの練習の過程の中で、たくさん練習しても上手くならない時期もあったりします。
原始的な紡ぎから織のプロセスは身体が動きを記憶し反復を繰り返すことで、それが細胞自体の記憶となるくらい深く刻まれたとき、糸を紡ぎ織る動作は宇宙や地球の声を聴く行為になる。と、語り継いでいる先住民が世界中にたくさんいます。
皆さんのDNAに人類の記憶は太古の昔から刻まれています。その渦に吞みこまれていくような感覚を覚える方が多くいらっしゃいます。始めたころは想像以上の圧倒的な大きな渦の感覚に、心が潜りこみ溺れそうになります。そんな時、呼吸と反復して習得した体の記憶=技を大切にして『糸紡ぎ』という外側で起きている事象から、自分の内側の心が感じていること、心の動きを大切にする方向に矢印の方向を変えてみましょう。
MutsumiUmiは、遊牧民の伝承してきたことを「言葉や教え」で教えられることは何もないと言われ、村での毎日の暮らしの中で水汲みや薪割や畑仕事その生活を共にし、衣食住すべてが絡み合い地球の循環と繋がっている。と、日々の暮らしを積み重ねる大切さを村の長老たちに伝えてもらってきたと。10年たって実感しています。
人類がこの星と調和し共に生きていた時に生まれ育った長老たちの「生きざま死にざま」を、彼らの人生に迎え入れてもらい、糸紡ぎや羊の世話を共にしている経験は、何かを完成さたり、人にすごいと認められる作品を作ること以上に、森羅万象を感じ自分もその中にただ存在する。と、深く感じることの大切さです。
人間が地球の頂点であるという思い込みを認識し、私たち人間はどれだけ小さくて、地球と宇宙のおかげで生かされているかと。感じることができるようになったと思います。
日々の衣食住すべてを通して遊牧民の長老達が教えてくれたこと。その心の継承が“紡ぐ集い”の真の目的です
そうはいっても、最初は思考のブロックは強力です。 「カカオセレモニー」 植物の力をお借りして、心身をリラックスさせ地球の声と自分の声が響きあいやすくなる。そんなリトリートを、糸紡ぎの初回には企画しています。
思考ではなく心や身体に意識を感じやすくなり「風の音や、太陽の光、大地の香り、ご自身の呼吸と、この地球の呼吸」との自身の距離が近くなり、不思議なもので上手に糸も紡げるようになってくるものです。
上手に糸が紡げる。ではなく、「心が真摯に糸と向き合えているか」を、大切にしていきたいのです。
カカオセレモニーを担当する「Amo」も、紡ぐ集いで初心者から糸紡ぎを経験し、未来に繋いでいきたいと思っている一人です。
ヒマラヤの長老たちから受け取ったことをご縁のある方に、お伝えできますよう祈っております。
【 カオセレモニーについて 】
古来から民間療法として儀式に使われてきたカカオを神聖な空間でいただき、「心・身体・魂」にエネルギーの循環を促します。瞑想、トーキングサークル、チャクラワーク、ダンスメディテーションなど、その場に合わせたファシリテーションを行います。
―――実際に“紡ぐ集い”に参加し紡ぎを継続している方から頂いたメッセージ―――
シンプルな動きだからこそ、奥深くて今の自分がそこに映し出されるのだなぁと改めて思いました。苦悩の日々も乗り越えて時間が経つと愛おしく感慨深いと思えるのなら、これから出会うであろう苦悩も乗り越えていけそう。糸紡ぎを始めてまだ半年経ってないけれど、続けてよかったと思ってます。
クラスでお話していた、「諸行無常」
糸紡ぎでうまくできた事も、思うようにできなかった事も手放して、ただ1センチ1ミリを紡いでいく。その繰り返しなんだなぁと改めて思いました。
あと、むつみさんが洗いをしたウールが優しくて紡ぎやすくて感動しました!紡ぐウールの状態が大事だなぁと常々感じていたのですが、愛をもってした作業には愛が返ってくると思いました。(そこに期待はないけれど)
なのでウールのお手入れをしっかりします!
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糸を紡ぎ衣を作るなんて、それは長く不可能な道のように思えます。
自分を諦めずに、信じて続けること。
自分を裏切らない事、自分にうそをつかない事。
糸を紡ぎ衣を作るとき、愛のみがその手を動かす。
そんな生き方を人として未来に繋いでいきたいです。
ヒマラヤより MutsumiUmi
スタッフのご案内
MutsumiUmi
2008年セラピストとして活動中、本質的な豊かさ健やかさを見つめる世界のオルタナティブシーンへ旅に出る。2013年旅の途中、ヒマラヤの山岳遊牧民と出会いにより、人の手が介入していない大自然の営みを目の当たりにし人生の大きな転機を迎える。
以来、ヒマラヤ標高2600Mにある人口100人ほどの徒歩のみでたどり着ける村に移住。古代より伝わる糸紡ぎや織りを始め、インドの村人達の原始的な技法で作られる布を用いた衣服のブランド“ Bella Terra ”を立ち上げ,現在もヒマラヤの村で遊牧民と共に過ごし、遊牧、紡ぎ、織りが日常の中に在る暮らしをしている
「世界最古の糸紡ぎ伝承の会 紡ぐ集い」主催
Amo
スイスと日本にルーツを持つ
ダンサー/チャクラワーク講師/ブックカフェ魔法の森&レンタルスペースRera Utari運営/カカオセレモニーファシリテーター
https://www.amo-dancetherapy.com/cacaoceremony
スズキ アキナ 事務方サポート
大阪生まれ 高知在住
みずから整う✴︎伝統発酵食ミキ作りと分かち合い会/超遠赤水晶音叉(テラクリスタルチューナー)施術家/コネクション・プラクティスファシリテーター