【着用】  Bella Terra レッグウォーマー茶色。 カディコットンワンピース。ベスト 

このレッグウォーマーも、始まりは、ヒマラヤを羊飼いが歩くところから。。。

標高4000m あたりと思われる、ヒマラヤの高地にて。。。 2018... HImachal Pradhesh .India

羊毛を、切って、洗って、櫛がけをして。。。

そして、糸を紡ぎます。

このスピンドルでは、細く強く紡ぐことができるのが特徴です。

レッグウォーマーの場合は、細い糸を6本重ねてボールを作ります。

強く暖かくふんわりと仕上がるかは、紡ぎ方次第です。

私自身で紡いだボールです。。。これは、ショール用の紡いだボール。2本どりです。

紡ぎと編み

細い6本の糸が重なって、一目一目が編まれていきます。

レッグウォーマーの作り手さんは”Gita” さん。

手紡ぎの糸は糸の太さが工業製品の様に均一ではありません。

糸の太さが変わる=編み目の数とデザインを同じにすると、太い糸だと丈も幅も大きく出来上がってきたり、

細い糸だと丈も幅も小さく出来上がってしまいます。

Gitaがレッグウォーマーを作りはじめてくれてから数年が経ちます。

長めに作成しております。厚さの感じなど伝わりますでしょうか?

Photo:Aya Chiba

 

原毛にはたくさんの草や小枝がついています。「ゴミ取り」は大変な作業です。

近代的な牧畜ではゴミが羊毛に付着しにくく、管理がで行き届くよう飼育するため、

大自然の中を遊牧する遊牧民は世界から消滅しようとしています。

掃除、洗い、紡ぎ、編む。すべての工程で「ごみとり」に励んでくださる、山の作り手のお陰で

手つかずのヒマラヤの大自然の中を遊牧されて育った羊の毛を使うことができます。

私は、その現実がとても尊いと感じるのです。

製品にも、若干ですが草のくずなどが付いています。

白い毛の羊にも所々、茶色だったり黒の部分が混ざっていたりします。

白の毛糸になったとて、グレーが混ざる部分があり、また、白になったりします。

品種改良されることで、白い羊は全身白色の毛になったそうです。

ヒマラヤの羊飼いたちが太古の昔から先祖代々交配させてきた羊達は、ヒマラヤ原種のためいろんな色が混ざっているので、レッグウォーマーになった時にもいろんな色が混ざることがあるのです。

一頭一頭違う羊の様に作品になっても個体差がでますので、

写真を載せさせていただいて一点物として販売しております。

細かな色の違いなどお写真でご確認いただくのも、楽しんでいただけたら嬉しいです。

羊達は、日々こうして、楽しそうに暮らしています。体中に、とげとげした草木をつけて。こうして、草の種は羊の遊牧と共に広がります。草が付くのも、大自然の森羅万象の一部なんですね。この羊の名前は”ベドゥー”です。かわいいですね。 

着心地、着用感

手紡ぎ、手編みの製品は、一般的な機械で作られた製品と違いがいろいろとあります。

最初は糸の詰まっている感じがあるのですが、力のかかる場所はやがて緩んでいきます。

レッグウォーマーやアームウォーマーは身に着けると、ふくらはぎの辺り手首を手で包まれ

お手当されているような感覚がするとおっしゃっていただきます。。。

多くの方が身に着けた瞬間に、顔の表情が変わるのを見てまいりました。

軽くて、柔らかくて、心地良い存在感を感じます。

着用しているうちに、レッグウォーマーも、アームウォーマーも、セーター類も、

着ている方のお身体の形や動きにフィットした形になり、

全体も柔らかく、ますます優しい感じになっていきます。

着用を始めたての時は伸縮性がありませんので、着脱の際はゆっくり着用していただけたらと思います。

そして、緩んできたころにお洗濯していただくと、また、初めのころの大きさに戻ります。

おススメを聞かれたら、レッグウォーマー、アームウォーマー、インナーセーターの三点をまずはおススメします。

毛糸のニットですので敏感肌の方は素足の上に着用するのは、ちくちく感じられるかもしれません。

インナーに薄めの綿やシルクなどの素材の、レギンスやタートルネックを合わせて、重ね着していただくと

空気の層を含んで保温性に優れ、汗ばむ時には発散しやすく、濡れても冷えにくい、

高所で育った羊毛の機能を最大に発揮してくれます。

ヒマラヤを歩いてきた羊たち。遊牧の最中は嵐の日でも外で眠りますが健康です。

食べている草木の違い、毎日の自由に歩くことで、刈りたての原毛は匂いも獣臭くないのです。

2年使用後の様子。。。2つ折りにして、足首部分に2重になるように履いています。
使用感の目安になるかと思います。

ーーーお洗濯とお手入れーーー

ヒマラヤの村には、洗濯機はないのですが(笑) wool製品は洗濯機で洗うと縮む様ですので、手洗いをお願いしております。羊毛に油気があるのか汚れも落ちやすいように思います。

洗面器などで薄めた洗剤のぬるま湯につけ置きし、優しく押し洗いをしています。

それで十分な気がします。

履いていくうちにゆるみが感じられても、洗濯をするとまた少し縮みます。

お洗濯の仕方でも、人それぞれに形が変わっていくことと思います。

お洗濯の仕方のまとめはこちら↓

Phooto: Aya Chiba

衣替えなど、タンスの中に長くしまっておくときは、コットンのバッグが同封されていますので、お洗濯の後、袋にいれてから、タンスにしまってください。上質なウールは虫の好物のようですのでお気をつけてくださいね。天然の防虫効果のある樟脳などとしまっていただけると良いようです。

わたしは。。。

羊飼いと出会い、山の人達と出会えて。。。

本当にありがたく、幸せな事だと思うのです。。。

この星のすべての生きとし生けるものが

幸せに、循環して、美しいこの星と、共に生きていけたらいいな。と思います。。。

ヒマラヤを共に歩いた羊飼いの群れより、様々な工程を経て、形を変えたレッグウォーマーが

必要な方のお手元に届き、寒さから身を守り、温もりを届けてくださいますように。

Produce : Bella Terra  Mutsumi Umi

HP: https://www.bellaterra.jp/

instagram bellaterra_happy _creation

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