恥ずかしがり屋の彼女は、自分は綺麗じゃないからと言って、なかなか写真に写ってくれません。
 こんなに美人なのにそんなこと言って。。。

・・・Dropty・・・

師匠のKimty さんの、息子さんのお嫁さん。

彼女とも、私が谷に来た年から交流もあり、一緒の家に4か月お世話になりました。

ここでは、お姑さんのいう事は、家族の中で絶対です。

私も、彼女のお姑さんのKimty さんとは、特別な関係なので、私たちは同じ家にやってきた、同じくらいの年なこともあり、なんだか姉妹のように、たわいもなく過ごす間柄です。

二回目の日本での展示会の直前。。。

山での作業も、大忙しで、たくさんやらなくてはいけないことがあった時期。

昼間は、村から村へ、歩き回って。。。夜は、PCで作業して。。。と、大忙しでした。

そんな時に、次の作業に使う羊毛を届けに、彼女の家に立ち寄ると。。。

私は、何も言ってないのに。。。

”うみ。ゆっくり、ゆっくりいい仕事でしょ。。。いつものペースを思い出して、大丈夫だから”

と、彼女特有の、穏やかで、なまった口調で軽く言ってくれました。

そして、いつも、お腹空いてない?お茶作ってあげるよーーーと言ってくれます。

たった、30分くらいで、ヒマラヤチャンネルにチューニングを戻してくれて、この安定感がヒマラヤの女性の凄さだといつも思うんです。

彼女は、”私は学校も行ってないし、字も読めないし、頭良くないからーーー。”と、よく言います。

薪を切る作業の時に、手首を落としかけるほど、深く切ってしまったので

、織り物も糸紡ぎも続けて作業はできません。

畑仕事も、たくさんしたら、腕がパンパンに腫れてしばらく動けなくなってしまうから。。。

自分のできる仕事。

靴下を、編み続けてくれています。

”ゆっくりゆっくり、いい仕事。。。”

Dropty いつもありがとう

photo Aya Chiba
photo Aya Chiba

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