2018年12月7日投稿の旧ブログより転用です。
山の村に戻ってきました。
こちらは、村の人達の薪の調達の真剣さに、冬本番が迫っているな。と感じます。
薪の用意、洗濯、掃除。。。山小屋風の小さな暮らし。
少しだけ、冬の山支度が整ってきました。
帰ってき改めて思うのが、どこを見てもきれいな景色で。空気がきれいで。夜空の星には星が降ってきそうなほど、近く、隙間もなく輝いている事。
きれいすぎるほどきれいで、私にとっては、ほっとできる場所。
でも、すぐにインドの事情は、乗りこなせず。。。
電気事情に、なかなか苦戦しましたが。
やっと、パソコンからネットにアクセスできました。
さて今回の移動では。
中国の空港では空港の片隅で夜を過ごしたり。
デリーでは、バスチケットを購入してあるのに、リストの記入漏れでバスに席がなく、バスに乗れず、他のバスに空席を聞きに行ったり。。。
最寄りのバス停で降りた瞬間、山へタクシーの相乗りを持ちかけられ、少し走ったところで値段が高くなり文句を言ったら、その場で荷物と一緒に置いていかれたら、3分もしないうちに村に戻るローカルバスが目の前にやってきたり。
とにかく、インドの移動は何度来ても、何度来ても、理解できないときはかなりあるものですね。
どうやら、値段次第でずいぶん過ごしやすさが違うみたいですね。。。
おかげさまで、バス停のある村まで戻ってきて、温泉宿に一泊して、温泉を楽しみました。ここの温泉は透明で匂いもしないのですが、良くあったまって、入りやすくて、なんか体によさそうな気がします。
今回は荷物が多かったので、ポーターを頼もうとしたら、地元の男の子がかついでくれました。
ありがたいことです。
山道を村に向かって歩いていた時の事。。。
足の裏全体が、大地をつかみたがって。大きく伸びをしている感じがしました。
その後、どんどん身体が大きく動きたがって、生命力?っていうのかな???眠っていた隅々まで、酸素が通って活性化されているよう感じがしました。
やっぱりきれいな空気と、景色の中の、険しい山道を歩いていて、眠っていた感覚が少し戻ってくる感じがしました。
でも、帰ってきたばかりで、息も苦しくなったり、筋肉痛、膝も痛くなりました。
ゆっくり慣らしていきます。
ひまらやくらし。。。
途中で寄ったお宅では、おばあちゃん、家族みんなで歓迎してくれました。
ここのおばあちゃんは、私が日本に帰っている間も、靴下を作っていてくれていました。
すごい。4足も作ってくれていた!
日本で紹介用に作った、写真アルバムを見せたらみんなで見たり、郷土料理をいただいたり。
相変わらずの雰囲気に、私も自然と笑顔になった。
久しぶりにみんなと会えてうれしかったな。
この日は日曜日で、子ども達が猛烈に元気だった。やっぱりここの子供たちは、キラキラしてる。日本から届けた、小さなキャラクター物の巾着を、無理やり背負ってみたり、中身を出し入れしてみたり、私の想像できる、プレゼントの喜び方の最上級の喜び方だった。
かわいすぎたよー。子供たち。。。
ひまらやのたみ
村に戻って、前に住んでいた家に戻ったら、部屋を移動してほしいと奥さんに言われて。。。とりあえず今日は、何とか泊めてほしいとお願いし、旦那さんとは、何とも普通に写真を見せたり、羊飼いなので、羊の話で盛り上がって驚いた一日目。ちなみに部屋は埃だらけで、荒れ果て、廃墟のようだった。。。
2日目は、他の家を探そうと前から借りたかった家の家主に聞きに回る。2件目のに聞きに行った家で大家の旦那さんに会い、部屋の事を話したら住んでていいよーと。
それから、本気の掃除が始まって。
薪もお金を出してもなかなか譲ってもらえなかったりしていたけれど、今年は、すんなりまきも譲っていただけて。
洗濯をして。
◎
◎
◎
村のみんなも元気そう。
毛の刈り取りは年二回。
夏毛の刈り取りは11月ごろ。
6月に仕入れた10kgの原毛は、今、編んでいてくれていた靴下でおわり。
夏毛の仕入れて、雪が本格的に降りだす前に、原毛を洗って乾かしたいと思って、今回は日本にもう少しいたかったけど、このタイミングがぎりぎりかなーっと。飛行機の日にちを決めました。
原毛の買い取りは、なかなか過酷でした。
100kg近い、原毛の袋が山積みになっていて、そこから、一つ一つ袋から出して、色や、毛の質のいい部分を他の袋に詰め替えていきました。
山もりのウールをよじ登って、袋を選んで。
袋の中からいい部分をより分けて。
色ごとに袋はきちっり分けていないから、色ごとにより分けて。。。
埃だらけになって、ウールまみれになって、でも、獣臭さくはなくて、山の匂いがした。
その日の様子や、他にもステキな写真がいっぱいとれた。。。
SDカードがパソコンに読み込めず、そんな写真が多々あって。。。
ゆっくりここでの生活をつかんでいく感じで毎日過ごしています。
やっと、少し写真もアップできたし。
やまじかん。
やまくらし。
山の中でできることを。少しづつやっていくしかないなーと改めて実感。
それが、やがて、一枚の布になったり、かけがえのない友達になったり、大きな学びになるかもしれない。
今は、目にはみえないけど。
焦ってしまう時もありますが。
めっちゃむかつくときもありますが。
深く息をして。
気持ちを楽にして、さて、やることはいろいろありますが、やりたいこともいろいろありますが、自然と帽子を編み始めていました。
日本では、毎日いろんな事をしていましたが、やっぱり作るのが好きで。
ここに帰ってきてしたかったことはやっぱりモノつくりなんですね。
ゆっくりリズムをとりもどしている感じ。
今朝、雪の降りそうな雲だなーと見ていたら。。。
本当に降ってきました。
積もるほどではありませんでしたが。。。
みなさま、風邪などひかず、笑顔溢れる日々をお過ごしください。