『 森羅万象を紡ぐ衣展 』 ヒマラヤ山岳遊牧民と10年 2008年.現代社会に疑問を感じ自給可能な暮らしを想い旅を始め、 2013年北インド、ヒマラヤ西部の2700Mほどの山岳遊牧民の村で糸紡ぎに出逢いました。 遊牧民が悠久の時を命のバトンを繋ぎ現在まで残した技の結晶。4000Mの高地を遊牧し、手刈りした羊毛を氷河から...
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「掃除」 毛を刈り取った直後の原毛は汚れがたくさん付着している。羊の排泄物や草が絡んでいるので、洗いの作業の前に汚れを取り除きます。 野山を遊牧すると羊毛に覆われたふわふわの体に、たくさんの草が絡みつきます。インドに来る前のオーストラリアで見た羊達は、木も草も1本も生えていない管理された柵の中で飼料の餌だけを食べていた...
SNSからは夏特有の陶酔感みたいな感じが流れてきていた8.9月、ヒマラヤはどんどん寒くなってきて時の流れが違うようだった。インスタントに知識を得ることができて。早く結果を出すことが良いとされているこの世界で、私がやっていることに意味はあるのだろうか?こんな山の中にこもって、こんなに時間をかけてものを作っても、流行りの感...
山の村には車道がないです。八百屋も商店も下まで歩きます。って、実際は想像もつかない事のはず。今日初めて下から家まで写真とビデオ撮ってみました。投稿の順に徐々に標高が上がります写真には映らなかったけど、歩いてる途中し至近距離に虹が出たり、お天気雨で世界がキラキラしたりしました。ネットが微弱なので、ビデオの投稿はこれが限界...
【 はじめに 】 世界のエコビレッジなどを旅して、ヒマラヤに落ち着いて10年が経ちました。 徒歩のみで辿り着ける小さな村で、山岳遊牧民の村に暮らし、畑仕事や遊牧、継承される方法で糸紡ぎ織り、観光客としてではなく村の人と同じように暮らしています。 村人たちは氷河から流れる水で羊毛を洗い、スピンドルと言われる最古の方法で糸...
17/09/2025 秋の始まり たくさんの食べ物が目の前に大地から採れ、古来種の野菜を食べると驚くほど心身ともに元気が出ます。 たくさんの命が冬に向け、歌い働いています。 香辛料にしている野草、薬草が収穫の時期です。乾燥させて冬の分を保管します。料理の味付けに、薬にいつも活躍してくれます。 収穫したとうもろこしの、種...
「 Sala 」 BellaTerra の原毛の掃除や洗い。編み物も担当してくれている方。 羊飼い一族、次男のお嫁さん。 一族で役割分担をする暮らしの中で、ウールの作業も畑も共有し、水の貯蓄も分担する様な間がら。 無口で誠実、恥ずかしがり屋。 きらびやかな近代的な文化には、ほとんど興味がないみたいで、お姑さんと同居して...
織物と言うと大層な準備が必要そうだけど ここでは、大地に木の棒を打ってそこに糸をかけていく原始的な方法が続いている。 材料の糸は、この家族の若者が遊牧している羊の毛を 家族のお年寄りと一緒に掃除をして 山を流れる水で火を焚き、その湯と水で洗い乾かし 原始的な小さな道具で人の手が紡ぎだしたもの 4本の地面に打った木の棒の...
BellaTerra
インドのヒマラヤ、徒歩でしか辿り着けない山岳民族の村より。
伝統的な遊牧民の暮らしを現在も営む方々と暮らしながら、太古より伝わる方法で羊毛の衣服を製作しているブランド『 BellaTerra 』のオフィシャルBlog
数十年前まで、自家消費用に自給自足の衣服や毛布を作っていた彼らの技術はそのままに、モダンでシンプルなデザインを製作しています。
高地を遊牧することで羊たちは上質な羊毛を育み、伝統的な手仕事で紡がれる糸は機能性も肌触りも上質です。
近代化の起こる前の世界から時空を超えた『Love letter』のような日々の暮らし。
おとぎ話のような羊飼いの日常は、人間本来の輝き健やかさは、資本主義社会に生きる現代人に大切なメッセージを残してくれているように思います。
Message from Himalaya・・・
伝統的な遊牧民の暮らしを現在も営む方々と暮らしながら、太古より伝わる方法で羊毛の衣服を製作しているブランド『 BellaTerra 』のオフィシャルBlog
数十年前まで、自家消費用に自給自足の衣服や毛布を作っていた彼らの技術はそのままに、モダンでシンプルなデザインを製作しています。
高地を遊牧することで羊たちは上質な羊毛を育み、伝統的な手仕事で紡がれる糸は機能性も肌触りも上質です。
近代化の起こる前の世界から時空を超えた『Love letter』のような日々の暮らし。
おとぎ話のような羊飼いの日常は、人間本来の輝き健やかさは、資本主義社会に生きる現代人に大切なメッセージを残してくれているように思います。
Message from Himalaya・・・