糸を紡いで、織って、それを身に着けて感じたことは。
手紡ぎ、手織りのお洋服の、着心地よの良さ。身に着けてた時に、軽く感じ、手紡ぎってってこんなに違うんだ~って思ったのです。
今回の帰国でも、お話会と糸紡ぎのクラスで、販売目的ではないのに、ショールやセーターを纏って、その包まれたときの何かに感動して、そのまま、ご自宅にお持ち帰りになられる方がちらほら。
やっぱり、ヒマラヤの高地を遊牧し育った羊たちの毛は、ヒマラヤの大自然の森羅万象の一滴で。作ってくれたみんなは、私の大好きな笑顔のキラキラな村のみんなで。
ウール製品、衣料品に形を変えてヒマラヤから離れても、やっぱりあの村の香りがする。
羊や馬や牛が人間よりも多いくて、太陽が輝いていて、干し草のにおいがする、あの村の香り。ぬくもり。

ロックダウンがあって、家で過ごすことが増えた去年。
一日中、洋服は着ていて、肌から触れるもの感触は感じているのだから、春夏秋冬。365日家の中でも、外でも、快適でありたいなーと思いました。
その思いの中で”BellaTerra”は、3つのレベルの衣料品を製作し始めました。

①山岳民族の本当にピュアな遊牧のウールと、村の方々が作る伝統に忠実な、手紡ぎ手織りの羊毛製品。
②インドの畑でオーガニックで育てられた綿を使い、職人さんたちが作った、カディコットンの手紡ぎ手織り草木染のお洋服。
③ネパールや中国の畑でオーガニックで育てられた素材から作られた紡績糸を、職人さんが手織りしてくれた布を使ったお洋服。

みんながみんな、本当に最高品質の衣料品を身に着けられるわけではないし、それを必要としているわけではないと思うのだけど。
やっぱり、手織りの洋服を纏ってみると、その違いを感じる方が多いと思ので、よかったら、気軽なところから手織りのお洋服の良さを、特別なな日のお洋服ではなく、日常着として試してみませんか
~という、思いからこんな風に、3段階にコンセプトを分け、作業もしやすいい工夫も詰まった、日常的に着ていただける、大自然を感じられるお洋服を作ってみました。
お値段はエプロンは3000円台、シャツは5000円台からはじまり、ウール製品との相性もぴったり。

セーターを着るときに、襟元や袖から、やわらかいコットンの襟と袖口が出ていたらかわいいなー。そんな、小さなキュン。も詰まっています。
毎日の家事も、生活も、お仕事も、もっと、楽しく、幸せや、いとおしさに溢れるような。
瞬間に豊かさを感じていただけるような、そんな暮らしに、生き方に寄り添えるような、衣 を作れる人でありたいな~と思うのです。

ヒマラヤに暮らして、彼らが言っていたこと。
世の中に貨幣経済が主流で、彼らのところにも大きな変化はやってきたけれど。
羊と共に生きるのが好きだし。
牛、鶏、馬、と共に、土を耕して生きるのが好きだし。
それが幸せだからやっているんだよ。

ブータンという国がGDP(国内総生産量)よりも、GNH(国内幸福量)を追求しているように、おなじヒマラヤのインドという国側の山岳民族も、そう思っているようです。
人間がそう自然に思えるような、大自然の中から生まれたお洋服に、触れて、香って、体感しにきてくださいね。
関東での展示販売会は今回は、こちらのみです、皆様のお越しをお待ちしております。

場所:ふたは 2階
(神奈川県二宮駅より徒歩10分)

3月11日(金)12日(土)13日(日)11:00-17:00

13日お話会 13:00ー15:00 ドネーション制
info@futaha.life まで、参加費はご予約をお願いします。

‐‐‐ふたはさんのご案内‐‐‐
神奈川県二宮町という東京まで電車で一時間の、海沿いの穏やかで暖かな町に、蔦の絡まった白く可愛いらしい建物がございます。
そちらでは、在来種、古来種というコンセプトのもと集まった、貴重なお豆や、お味噌、パスタなどが、すべて量り売りで売られています。
瓶のお持ち帰りの容器も貸し出しするなど、店主のまさみさんの愛と優しさと、とても高い心意気のこもったお店です。
お店の中に入るとふわっとした空気感と、体の力が抜けて、ほんわりゆるっとする感覚がしました。
それを店主のまさみさんにお伝えすると、きっと微生物のせいよ~とおしゃりました。
ふたはには、日本中で伝えられてきた希少な種から、微生物のバランスの良い土壌で育てられた、お豆や穀物加工品が袋に閉じ込められることなく並んでいるので、
それぞれの土地の力や、微生物が集まっている。と、おっしゃいます。
それをお話してくださるときの、店主の笑顔の輝きと歓びにあふれる様子は、ヒマラヤの村の民にも通じる豊かさを生きる人のお顔に見えました。
どうりで"bellaterra"が惹きつけらたわけだな~~~と。
目には見えないけれど、世界中の原種たちとそれを育む土壌と、微生物の集いも開催されているのでしょう。

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