まずは、私という人間に心を寄せてくださる皆様。そして、今日、私の生命を支えてくださる、すべての尊い生命、母なる地球の奇跡の循環と、大いなる導きに心から感謝をこめて。

7月14日の満月。これは宇宙のお計らかな、ただの偶然かな。2か月かかって船便で、はるばる日本から、こんなインドの山奥へ小包が届きました。
その中身は

①まだまだ着られる状態のいい高級なお洋服を、お山の子供や若者たちへ寄付してくださった方がいらして、とても可愛い繊細で仕立てのいい洋服たち。
ーー日本から来た上等なお洋服を見るときは、子供も大人も目の輝きが違うもの。裏地が付いていたり、柔らかい布が何重も重なって、フリルになっているところをめくってみたり。女性は老いも若きも、美しい洋服に身を包むときのときめく気持ちは世界各国変わりませんね。インドでの山奥で日本だ。東京だ。と、ファッションショーでした。

この子は受験生です。頭のいい子で、奨学金をもらって国立の大学を目指しています。 来年村を出て都会に住むからとか。 大学行ったらパーティあるからとか。ね。いただいたお洋服を着ながら、いろんな話をしてくれました。 とっても喜んでくれてます。かわいい。

②手作りの味噌、梅干し、乾燥の海藻、海苔、海塩、遠く離れた海の幸
ーー私事ですが、血液検査をしましたら、赤血球とミネラル、脂質のバランスが非常に悪い状態と4日前に診断を受けました。この海藻ちゃんも、お味噌さんも、皆様からの贈っていただいたもの。みんなの顔が思い浮かんで感謝しかありません。お味噌にあおさを混ぜて、朝晩飲んだら血液が全然違う感じです。皆様の愛の贈り物のお味噌汁という、贅沢な満月の宵の膳をいただきました。体に沁みました。心に沁み渡りました。胸が暖かくなって感謝が溢れました。
ご飯がおいしいって思えるって、なんて、ありがたいことなんでしょう。
味噌、海藻、塩。。。作ってくださった方。

ありがとうございます。

③お話会に来てくださった、皆様がお金を包んでくださった封筒。
お話会にいらしていただいた皆様、お一人お一人お一人に封筒にお名前を書いていただくようお願いしていました。その理由は、お話会では時間の限りもあって、皆様からの暖かい大きな大きなお気持ちに、どうやってお返しさせていただけるのだろうと思って。。。
この山まで、一枚一枚封筒を持って帰って、お名前を読ませていただきながら、感謝を込めて、お一人お一人を想いながら、焚き上げようという、計画をこっそりとしていたからです。でも、もう少し眺めていたいから、焚き上げるのは、少し先にしようかな~^^


その計画は、お話会の最中には皆様にはお話しませんでした。なんとなく七夕の短冊みたいになってしまうかも(笑)って思ったので、お名前を書いてくださいというだけにしました。
たくさんの封筒を一枚一枚見返しては、いろんな方のお顔が浮かんで、ニヤニヤしています。
たくさんのありがとうの書いてある封筒。
封筒の形は葉っぱのようで、
『ありがとうの言の葉。』に埋め尽くされて、それを見ていたら涙がこぼれました。
『あ・り・が・と・う。』の、たった5文字の平仮名。
こんなに、こんなに、心に響くなんて知らなかったです。
大きな文字も、小さな文字も、封筒の表に、裏に、上に、下に、縦書きだったり、横書きだったり、みんな違う手書きの文字。
一人一人の”あ・り・が・と・う”に、涙が止まらなくなりました。

ありがとう。

を、声を出すことなく読みながら
ヒマラヤで一人ひっそり過ごす夜。
最高の満月の夜。
嬉しくて涙が止まらない夜でした。
いつも皆様のおかげで、本当に皆様のおかげさまで
生かしていただいています。と、改めて心に思い。

生きているって、うれしいことや、幸せなことだけじゃなくて。
人は人を殺してしまうし。他の動物の命もいただいてしまう。差別もなくならない。今日もたくさんの動植物がこの世から絶滅しているらしい。
私も肉体はここのところ、痛み。断続的に教え続けてくれていましたし。
肉体が動かなくなってしまって、皆様に迷惑かけてばっかりで、甘えさせてもらってばっかりで、自分がふがいなくてどうしようなくなってしまったりしもしていたけれど。

あ・り・が・と・う。の5つの文字の”言の葉っぱたち”と、日本の、インドの、愛に溢れる方々の温情が、

愛や感謝を知っていくことができる。

この星に生まれてこれたことが
どんなにうれしいことだったかを。
思い出させてくれました。

ありがとうございます。

最近体調が悪いので心配してくださったり、電話で相談に乗ってくれたり、私の仕事を代わりにやってくださったり、手伝ってくださる皆様。
おかげさまで、お味噌、梅干し、海の幸という日本のスーパーフード。そしてヒマラヤのスーパーフード。両方を合わせてとるようになってから、血が軽いという感覚がしてきています。
食事も食べれるようになってきています。病院でも検査もしてきました。


愛。が、一番のお薬。と、つくづく感じています。

インドでも、日本からも、みなさまの愛に支えていただいております。
本当にありがとうございます。


さて、一旦話を区切りまして。
お話会はドネーションで運営していますので、その会計と使い道についてもご報告させていただきます。

全10回・7会場様にオーガナイズしていただきました。
コロナの騒ぎの中 121名 の方が、お時間も交通費もかけて、いらしてくださいました事に感謝しております。
日本にはコロナの情勢で2年以上も還っていませんでしたし、こんなに多くの方が、このご時世にいらしてくださるとは、日本への帰国前には思っていませんでした。

いただきましたドネーションは
合計 30万8161円 (交通費、宿泊、飲食など諸経費除く)
会場施設料、オーガナイズ運営費は、今回はすべて金銭を介さぬ形で、皆様の完全なるご厚意のみで運営することができました。
あつくあつく、御礼申し上げます。

ードネーションの使い道の計画ー 
「世界最古の糸紡ぎ伝承の会 ”紡ぐ集い”」として、ヒマラヤ山岳遊牧民族に伝わる糸紡ぎから織りまでを、「伝統に忠実に技も心も日本でも、継承していく」という大きなビジョンを持っております。
そのための活動資金として、お話会でいただいたドネーションは使わせていただきたいので、今は専門の口座に貯金をさせていただいています。
現在対面と、毎月のオンラインクラス、糸を紡ぎを学ぶ場が日本に4か所あります。

a。後継者の育成。今後は柴田以外にもヒマラヤの伝統の技と心を受け継ぎ、できるだけ忠実に伝えるという、役割を担える、糸紡ぎのインストラクターを養成し、柴田が日本にいなくても、糸紡ぎの基礎は、新規の方も学んでいけるような形を目指しています。

・・・山岳民族の糸紡ぎだけでなく原始織りまで、日本で学んでいける準備をしています。・・・
b.織機の開発。道具はインドから持ち込むこともできますが、織りの枠組みは大きさ、重みもあるので、日本で製作していくことになると思います。 こちらは山梨県に織機の開発、製作をしている工房がありますので、ヒマラヤの織機の再現可能かどうかお伺いしてみようと思っております。
c.日本でも弥生時代から行われていた糸紡ぎの方法から、平安時代なども行われていた織り方で織るところまで。を、学べる道具の準備をしたいと思っています。
インストラクターをできる方がでてまいりましたら、学びのために宿泊もできるような工房兼学校を設立できたらと思っております。


ヒマラヤで暮らしていて学んだことは、技だけではありません。
水道から水が出るわけでなく、水を汲みをして。薪割をして、火をおこし、ご飯を炊いて、質素でも土地の恵みが感じられる食事をし、自然への感謝の気持ちが溢れる。
そんな場所で合宿をしながら、糸と向き合い布を織る。
私がヒマラヤで教えてもらったのは、糸を紡いで織ることだけではなくて、もっと言葉にできない、生きる幸せと感謝でした。
もっとも本質的な部分まで山岳民族の繋いできたことを、体感できるような場所を準備できたらいいなと思っています。
ーーそのために資金作りのためにも、協力者の方のおかげで法人化に向け書類つくりや、県の相談窓口も訪ねてみたり。新たな活動のシーンに入っています。
これから行政の方にも認めていただけるよう組織化、書面も充実させ、助成金もいただけるよう、努力して夢の現実に向け、ゆっくり一歩一歩進んでいけたらいいな。と、思います。

もしも。。。山奥の古民家など条件に合う場所で、格安で使わせていただけるなど、学校つくりに向け物件の情報もございましたら、ぜひ、ご連絡くださいませ。
また、柴田が日本に滞在時(次回は2022年11月中旬から)に、3。4か月ほど住める物件のお心当たりがございましたら、ぜひ、ご一報くださいませ。

最後に、あらためまして
お話会、糸紡ぎの伝承会、展示会をオーガナイズしてくださった皆様、ありがとうございました。
おいしいお味噌や、海藻などを、届けてくださった皆様。ありがとうございました。
お話会や、展示会に来てくださった皆様。

いつも想いを寄せてくださっている皆様ありがとうございます。

みなさまのおかげです。
ほんとうにありがとう。

これからもよろしくお願いいたします。

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