Himalayan Wool 原毛の掃除 永遠に続くかのような作業の中で 今年も原毛掃除を頑張ってます。その中でどうしても書かなきゃいけない。とロックな思想が頭から離れず数日。勇気を持って投稿します。 永遠に続くかのように少しづつしか進まない原毛掃除。地味な作業の割に肩腰が痛くなる。原毛に着いているノミに噛まれすぎて、防護のためにカッパを着ているけど、全身で100箇所は余裕で刺されているため... 2024年5月27日
People 「撚りをかける」 紡いだ細い糸を数本重ね回転をかける事で、販売されている毛糸のような状態になる。細い糸を重ねることで強度がまし丈夫になり、空気を含み保温性が増す。 ①右側に座る旦那さんが、撚り終わった毛糸を持ち、左側の奥さんが巻き取り毛糸のボールを作っている。 ②撚りをかける前に草などの付着物を丁寧に取っていく。この夫婦の場合は、いつも... 2024年5月13日
Himalayan Wool 私が先住民の方達から学び受け継ぎ伝えていきたい。と、今思うこと。 長文だけど、大事な話だから最後まで読んでくれたら嬉しいな。原毛の掃除。私が生産者として1番大切にしている作業です。10kgを掃除するのに161時間かかりました。社会の商業的な流通を考えると、利益の出る数値でなく、最初から負けビジネスにカテゴライズされるでしょう。でも、ここに私の強いこだわりがあります。 まず、なぜ、原毛... 2023年10月19日
People 羊飼いとの暮らし 日本への帰国の10日前。おじいさんは、日本に持っていけるように織り物を始めようと言った。この織りに使う糸は、一昨年の秋に毛刈りし、丁寧に掃除をし、洗い、紡いだもの。そして、この一か月で二枚目の織り。おじいさんの眼差しから伝わってくるものがあった。私の方の仕事のスケジュールは多忙を極めていた。その予定の中に織り物も入って... 2023年6月30日
Himalayan Wool 羊毛を洗う作業の動画 こちらの清流でいつも羊毛を洗っています 先日は、羊飼いの動画をアップしました。今回は、羊飼いから譲っていただいた羊毛を、実際に山の人たちの昔ながらの方法で洗う部分です。短いビデオなので、ぜひご覧ください。 高度経済成長の波が村までやってきています。先進的生活への移行が起こっている、今、私たちの日々の行動が重要だと感じて... 2023年4月16日
Shop 収穫の季節。刈り取りの季節。 原毛を羊飼いに、譲って頂きました。羊毛に刈り取りは、年に一度、冬の前に行います。通常はあと一月程後ですが、数匹だけ既に刈り取りをしたようで、刈りたてほやほや、ふわふわの原毛を分けていただきました。標高4000mの遊牧地から、2700mの村まで、背中に担いで人の手で下ろしてきたようです。夏の間、羊達は、標高4000m超え... 2022年9月22日
Himalayan Wool 今年で8回目の冬。見える景色も変わってきました。 パソコンが壊れたので、長文は投稿しないなんて前回思ったけれど、やっぱり無理で。ヒマラヤの冬は、感じる事が多すぎて、書かずにはいられない。長い文章だけど心を込めて投稿します。 写真は残念ながら、携帯からだと投稿できない。何故かわからないけれど。FBとインスタグラムには投稿できているので、末尾にお知らせを書きます。 こちら... 2022年1月5日
Himalayan Wool 商品配送に向けて。 物撮り! しました。 日本へ商品を送る前の、大切な大切なお仕事。 標高2000M超えているここでは、光が特殊な環境ですので、プロのカメラマンさんに、撮影の注意点を伺って、撮影に挑みました。 一点一点、糸から紡いでいます。 糸の太さが変われば、編んだ時の厚さも、 もちろん違います。 大きさも、ひとつひとつ、違います。 ご... 2021年11月13日
Himalayan Wool ーーー縮絨ーーーという作業 布が出来上がるまでの工程に、縮絨という作業があります。この辺りでは、伝統的な衣服にジャケットがあります。 このジャケットは、羊毛を紡いで織った後に、フェルト化をさせ、布の織り目を、ぎゅーっと詰まらせて、縮め、さらに、重りをかけて伸ばす。という工程を最後にし、縫製します。縮絨をかけることにより、水分をはじき、風を通さず、... 2021年9月25日
Himalayan Wool 1枚のジャケットができるまで① 原毛をまた新たに、買い付けました。そして、この原毛から、また、たくさんのプロダクトを作って行きます。この地方の伝統的な、ジャケットは、その工程が、この地域の民族独特で、woolの布地を織ってから、フェルト化させて、ジャケットに仕立てます 。とても寒いこの地域を、生き抜いてきた技が詰まっているのでしょう。このフェルト化さ... 2021年9月22日