Bella Terra ヒマラヤの日々 2024年4月 三か月ぶりの山の家へ 日本から3か月ぶりに戻った山の家にはネズミが沢山入り込んでいて、寝具も食器も食料庫も全てを水場に運んで洗って片付けていました。ネズミの通り道の穴を塞いで、布団を手洗いするのはトレーニングのようで筋肉痛が酷かった日々です。ネズミに着いていたであろうノミに刺されて、全身ボコボコです。さらにネズミさんた... 2024年4月16日
Bella Terra 4000M high altitude, With Shepard family ありのままそのままの何者でもない 飾りもせず引きもせず 誰に見られることもなく誰に愛でてもらう訳でもないヒマラヤの高地に咲き広がる虹色の花畑のように1輪のようが尊く尊く 美しさや醜さは人が決めるジャッジのひとつ 美しくもなく醜くもないただなんでもない 森羅万象のひとつの点でたったそれだけであることの尊さを遊牧民のおじい... 2024年2月17日
Bella Terra 先住民的、愛と共に生きるということ ヒマラヤの村では、配偶者が亡くなり未亡人となったら1年間厳密な喪にふくす。女性の場合、一切の身につける衣服を白かグレーにする。今年の8月、おじいさんは真っ白の民族衣装を織り始めた。その意味を家族の全員が知っている、だけれども誰も何も言わない。私は、ショックでたまらなくて長い工程の最中、写真も1枚しか撮れなかった。それど... 2023年10月29日
Collection 遊牧の旅 後編 次の朝、私は持ってきた民族衣装を着た。 目の前にいる羊の群れから与えられた羊毛、家長のおじいさんの作った織りの衣に身を包まれている羊飼いの家族の二人。そして、私も同じ羊毛、同じおじいさんと共に織った民族衣装を纏いその地に立つことができた。 羊飼いの家族が代々遊牧を行っているこの場所に来る事だけに意味があった訳じゃ無く、... 2023年10月9日
Bella Terra 遊牧の旅 中編 夜明け ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「人が遠い旅を求めるのは、自分のいる場所を知りたいからじゃないだろうか。どこまでも遠くに行くと、最後には自分の内側にまで戻ってくるような気がするんだよ」 「死をいま生きている対極に置くんじゃなくて、いのちをいのちたらしめているものとして、自分のなかに親密にとりこんで、そ... 2023年9月15日
Collection 遊牧の旅 前編 ヒマラヤ山岳遊牧民は平面の移動ではなく、季節ごとに縦の移動をします。春夏秋は4000m程のヒマラヤの高地へ遊牧の長い旅へ、秋になり雪が降ってきたら、2500-2700m程の場所にある村を拠点に、毎日雪の中でみ遊牧に出ます。夏の時 長期で4000mの高地で遊牧に出るのは大変体力がいるので、共に暮らす遊牧民の大家族の中から... 2023年9月13日
Bella Terra ヒマラヤ水害の現状と山岳民族の復興の知恵と逞しさ ふた月前の満月で日本へ、ひと月前の満月にインドへ。そして、インドでひと月巡る。私が日本へ行っている間の、丸1ヶ月インド北部では大集中豪雨が続いていたそうだ。身近な被害は9年前から糸紡ぎを教えてくれていた、マノルマさんの家が跡形もなく流されていた。一緒に働いていた主要メンバーの3家族は未だ避難所暮らし。川沿いにあった道も... 2023年9月2日
Collection ヒマラヤ短い夏の終わり 夏の終わりを感じるヒマラヤ山での作業にも快適な、BellaTerrano作業着。日常着。オーガニックコットンの手紡ぎ。手織り。カディコットンの布のお衣は、BellaTerraとISUZUのもの。遊牧ウールにこだわった、手紡ぎ、手編みの羊毛用品は手作り。知的労働と肉体労働。バランスよく、日々、... 2023年8月22日
Bella Terra 2023年6月23日 本日もヒマラヤは清々しくあけました。 今朝は、鳥たちがいつもより大合唱していたり、虫達が集団で交尾をはじめていたり、植物たちもすーっと上に上に伸び、力いっぱい、短い夏を、一瞬で過ぎ去る夏を、全ての存在と分かちあっている感じです。私も、この耳、この鼻、この目、この口、この手。味わっております。 2023年6月23日 下の... 2023年6月22日
Bella Terra この村に生きてます 牛を追いかける 牛の隣で糸を紡ぐ そして、川で洗濯をする この村の人たちは、こうやって暮らしてきたようです。 これが村のみんなと私の仕事。 これが私達の現金収入の元。 いつもお花畑みたいじゃなくて雪の日も、嵐の日もあるけど 大自然の中で、懸命に生きて生きることをかみしめています この星はとても美しい 光と祝福とあります... 2023年5月4日