ヒマラヤ村暮らし 先住民的、愛と共に生きるということ ヒマラヤの村では、配偶者が亡くなり未亡人となったら1年間厳密な喪にふくす。女性の場合、一切の身につける衣服を白かグレーにする。今年の8月、おじいさんは真っ白の民族衣装を織り始めた。その意味を家族の全員が知っている、だけれども誰も何も言わない。私は、ショックでたまらなくて長い工程の最中、写真も1枚しか撮れなかった。それど... 2023年10月29日 mutsumiumi
Umi 遊牧の旅 後編 次の朝、私は持ってきた民族衣装を着た。 目の前にいる羊の群れの羊毛、家長のおじいさんの作った織りの衣に身を包まれている羊飼いの家族の二人。そして、私も同じ羊毛、同じおじいさんと共に織った民族衣装を纏いその地に立つことができた。 羊飼いの家族が代々遊牧を行っているこの場所に来る事だけに意味があった訳じゃ無く、たくさんの過... 2023年10月9日 mutsumiumi
Blog 遊牧の旅 中編 夜明け ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「人が遠い旅を求めるのは、自分のいる場所を知りたいからじゃないだろうか。どこまでも遠くに行くと、最後には自分の内側にまで戻ってくるような気がするんだよ」 「死をいま生きている対極に置くんじゃなくて、いのちをいのちたらしめているものとして、自分のなかに親密にとりこんで、そ... 2023年9月15日 mutsumiumi
ヒマラヤ村暮らし 遊牧の旅 前編 ヒマラヤ山岳遊牧民は縦の移動をする。夏の遊牧地の高地ヒマラヤの遊牧地へ羊飼いと遊牧の旅へ行ってきました。標高3000m後半から4000m前半を移動している羊飼いは、以前に一年以上も同じ家に暮らした少年で、同行してくれた私の部屋の家主の兄弟2人とは叔父と甥っ子という関係です。とても親密に暮らす皆で、羊飼いを追いかける太古... 2023年9月13日 mutsumiumi
ヒマラヤ村暮らし ヒマラヤ水害の現状と山岳民族の復興の知恵と逞しさ ふた月前の満月で日本へ、ひと月前の満月にインドへ。そして、インドでひと月巡る。私が日本へ行っている間の、丸1ヶ月インド北部では大集中豪雨が続いていたそうだ。身近な被害は9年前から糸紡ぎを教えてくれていた、マノルマさんの家が跡形もなく流されていた。一緒に働いていた主要メンバーの3家族は未だ避難所暮らし。川沿いにあった道も... 2023年9月2日 mutsumiumi
bellaterra art collection ヒマラヤ短い夏の終わり 夏の終わりを感じるヒマラヤ山での作業にも快適な、BellaTerrano作業着。日常着。オーガニックコットンの手紡ぎ。手織り。カディコットンの布のお衣は、BellaTerraとISUZUのもの。遊牧ウールにこだわった、手紡ぎ、手編みの羊毛用品は手作り。知的労働と肉体労働。バランスよく、日々、... 2023年8月22日 mutsumiumi
ヒマラヤ村暮らし 2023年6月23日 本日もヒマラヤは清々しくあけました。 今朝は、鳥たちがいつもより大合唱していたり、虫達が集団で交尾をはじめていたり、植物たちもすーっと上に上に伸び、力いっぱい、短い夏を、一瞬で過ぎ去る夏を、全ての存在と分かちあっている感じです。私も、この耳、この鼻、この目、この口、この手。味わっております。 2023年6月23日 下の... 2023年6月22日 mutsumiumi
ヒマラヤ村暮らし この村に生きてます 牛を追いかける 牛の隣で糸を紡ぐ そして、川で洗濯をする この村の人たちは、こうやって暮らしてきたようです。 これが村のみんなと私の仕事。 これが私達の現金収入の元。 いつもお花畑みたいじゃなくて雪の日も、嵐の日もあるけど 大自然の中で、懸命に生きて生きることをかみしめています この星はとても美しい 光と祝福とあります... 2023年5月4日 mutsumiumi
ヒマラヤ村暮らし トリプル♪ 虹が出たのでカメラを持って、急景色のいいポイントに走っていきました。 すると、犬たちも後ろから興奮しながら全力で追いかけてきて、みんなで虹に向かって走りました。 腰を下ろして犬たちと虹の方を眺めて一時を過ごして、それから散歩に出かけると彼らも後を追いかけてきて、こうしていつも犬たちと一緒です。 白黒の模様の犬の名前は ... 2023年4月3日 mutsumiumi
ヒマラヤ村暮らし 牛のラーリーの話 この写真の牛の名前はラーリーと言います。6年くらい前、半年位ホー厶ステイした家に飼われています。ラリーは、私の滞在中に、乳腺炎を発症し、随分苦しみました。乳腺炎は日本の畜産界では死の病で、病気自体で亡くなるか屠殺される。家畜専門の獣医の方が言っていました。何故、日本で乳腺炎の乳牛が屠殺されるかというのは、一番最後に参考... 2023年3月28日 mutsumiumi