2023年 最初の満月の日。
八ヶ岳のふもと。
川面に龍の姿ちらつくように見える。
そんな場所へおにぎりをもって、ハイキングに向かい。
水の流れに太陽の光が反射して、岩に一瞬だけの絵を描き続ける。
しっかりとした木々、苔生す森。
森の生命力が、澄んだ水を生みだして。
陽だまりにそよぐ風の中、鳥が歌う。
氷と雪の中を清流の杜は、とてもやさしく穏やかで、
龍がお昼寝をしている吐息が聞こえてくるような気がいたしました。
ヒマラヤに暮らしまして
人という生き物も、美しいこの星に輝く小さないのちの一つ
大自然の一部として、大いなる存在によって育まれた
他の生き物のように美しい
地球上で、ながいながい時をつないできた
動物の一種類だったんだ。と。。。
私たちにとって当たり前の世界の影響を受けず
ひっそりと何世代も、何世代も前の人類と
同じように暮らしてきたお年寄りたちと
共に暮らし思うようになりました。
先住民の彼らの姿は
人間がこの自然界の頂点ではなく
私たち人間も、火、水、風、土
という、自然界を構築している
同じ素粒子で構成されている
ただの存在でしかなく
私達、人間も野生の動物の様に
この大自然の中に、完全なる調和をもって
存在していたんだよ。ということを
毎日の一瞬一瞬の小さな生活の中の行いで
地球と共に生きるということを
見せてくれている気がします
私は、まだまだ、まだまだ、彼らの足元にも及びませんが
ヒマラヤにひっそりと咲き乱れている、誰かに見てもらうために咲くわけでもない名もなき花に習い。
何万年の記憶をとじこめた、氷河から落ちるひとしずくの輝きに習い。
長い時間をかけ育ち、一瞬の暖かさ、一瞬で食べ終わってしまう、食事に姿を変えてくださる木に習い。
言葉には仕切れないけれど、森羅万象に習い。
火に。水に。風に。土に。 太陽に。 宇宙に。
そして、大いなる存在に感謝をしながら
私という肉体の存在の枠を超えた
繊細な素粒子の世界で地球と宇宙と溶け合える
周波数の細胞に生きているうちに少しでも
近づいていけたらいいな~
いつもたくさんことを教えて、学ばせてくださる、先人たちに出会えたことに感謝してもしきれません。
精霊や神様が澄んでいるような杜の
大自然の呼吸に重なるような、私たちの身体を包む衣。
大自然のそのままの美しさを
人という肉体がもつ五感で、感じることができるような
料理だったり。写真だったり。音だったり。住まいだったり。言葉だったり。
人として生まれてこれたことで、
感じることができた感覚を大切に使わせていただいて、
日々の暮らしを丁寧に
瞬間、瞬間を重ねていける
そんな意識で響きあえる生命たちと
国籍や人種、生物の種類も超えて
暮らしていけたらいいな~
というのが、
2023年の最初の新月に、そんな想いが降りてまいりました。
2022年、本当に本当に、皆様のおかげ過ごすことができました。
2023年も、どうぞよろしくお願いいたします。