今回のロックダウンや、ヒーリングを通して感じた事、忘れたくないな。と思って書いています。
今の私にとって、大切な事です。

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朝露に濡れて輝く滴。。。

あの谷に着いた時も、まさかこんな未来が待っているなんて思いもしませんでした。
糸紡ぎも、織り物も、全然知らなかった。。。
たまたま、お友達に誘ってもらって、数日、温泉に入って、また次の場所に旅をしようと思っていただけでした。
今の自分の姿なんて、これっぽちも想像できませんでした。。。
雪のせいで、予定外に山の村に閉じ込められて、糸紡ぎを見よう見まねで始めたんです。
それから、6回も冬が来ました。。。

最初の3年は、人に見せたり、売ったりすることも考えず、ただ純粋な感動と、向上心で作っていて。
SNSでも発信もせず、こっそり、インドの山奥で自分のうち情熱と、あの山の雄大な自然と向き合っていたように思います。
4年目、初めて展示会を企画してから、発信者としての意識が表れてきました。
そして、作品への愛は、同時にエゴを生み出し、純粋な愛の形ではなくなっていくような気がする時もありました。

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いろんな場所で紡いで、編んでいました。

山の人達と関わるにつれて、彼らのしてきた暮らしを共にするにつれ。
近代化されて行く暮らし、消えていく文化や自然を、目の前に突き付けられるような気がしていたのです。
発表をせず、あの綺麗な世界の中だけにいる時は、すべてがハッピーでキラキラしているように思えたものです。
時ともに、だんだん、人に知ってもらいたい。喜んでもらいたいって気持ちとかが出てきて。

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おばあちゃんが、コーミングして、糸を紡いで。娘は編んで。 すたれてしまった文化なのに、心を引きつけて離さないのです



その輝きの裏には、影が。伴っていたのね。きっと。
光と闇は、対になっていると。良く言いますもんね。
目の前でクモがむしゃむしゃと蝶々を食べていたり、今いる宿では、一昨日、子犬が7匹生まれて、今は6匹しかいなかったり。。。
大自然の中には、人間界よりも、もっと強烈な光と闇が、瞬間、瞬間、今も輝いて流れていっていますね。
良い。とか、悪いとか。人の考えた価値観を押し付ける必要はないように。
光も闇も、ただの地球を、宇宙を形成している素材の一つだから。

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春の山は、緑が若く美しい
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春。。。新芽の芽吹きの季節


私が自然でいられる時、自然と調和した時。
魂が地球と宇宙のエネルギーの間にただ存在していられる瞬間。
純粋な愛による意識を通してみたら、嫌悪も、恐れも、なくなって。
その状態で、息して、座っているだけで、地球に生きるたくさんの命とのつながりを感じてる。

エゴのない、命のきらめきの輪の中では、光と闇の境界線は泡のようです。

それは、インドの山の大自然が教えてくれた、感じさせてくれた事と同じです。

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夏。雨季に入り作物がすくすく育つ姿に目を見張ります
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雨季、夏の時期は虹がよくかかります

今まで、脳がたくさん余計な事を考えて、こういう現実になったらいいなとか。常に思考と生きてきました。

ーーーこれをしたら。ーーー いい人と思ってもらえるとか。みんなと仲良くできるとか。仕事が上手くいくとか。常に脳はいろんな情報をくれるのね。

でも、ここでいう ーーーこれをしたらーーー は、いろんな国の人によって、本当に違うと、このロックダウンの日々を通して思ったの。
日本にいる時は、暴力はいけない。とか、盗みはいけない。とか、売春はいけないとか。。。当たり前のことのように思っていたけれど。
他の国の人には、先進国の人であっても、その価値観に共感してもらえるかなんてわからないと。現実を通して感じたの。
基準なんてあやふや。。。自分で作った基準は自分にしか通じないのかもしれません。

価値観。。。そこにはいつも他者による視点や存在を含めて、自分の価値観と思っていること。に、気づいたの。

他の人と比べて、自分ができているなーと思うと、自分の事が肯定できたり。
また逆の場合は、他の人と比べて、自分を否定して、自分を責めてしまったり。
その基準は、いつも、自分の頭の中にあるルールだったりします。

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秋は恵みがたくさん
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秋の山には、果物やお花で色鮮やか


森羅万象の中にある、命たちは、互いに依存(作用)しあって、命の輪を繋いでいます。
どの命が、特別に素晴らしいなんて思いませんね。
自然界では、それぞれの命が、脳で考えて意味づけをするでもなく、それぞれの命を全うするべく、生命活動を行っていますね。
そのすべての命が、繋がって、関わりあって、この大きな地球の呼吸の一部なんですね。

oneness...
森羅万象。。。

そして、私たちの命はその一部で、他の命と同じように、無限の輝きを持っている。
私たちも、本当は他の野生動物たちと同じように、自由に無限に人生をクリエーションできるのだと思いました。

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凍てつく冬。太陽の光はますます輝きを増すように思います。
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雪山での朝日

春夏秋冬。4つの景色の写真を載せてみました。

山の村の暮らしは、いつも変わっていくけれど、それぞれに美しいように。

あの村で、太古から続く自然の営みが循環している、環境に住まわせていただいて。

織物を習得することは、一つのなくなっていく文化を目の前で見つめることでもある様に思います。

自然が失われて行くことも、見つめなくてはいけません。

この星への人類の破壊と、環境問題の深刻さには、とても胸がいたみます。

村の生活を知ってから、時々、東京に行って、日本で過ごして。。。

言葉には表せないくらい、近代社会の人の業と言うものを感じてしまって。

私には、もう見れない。私の心には収まりきらないと、何度も涙を流しました。

彼らは、ありのまま。。。光も闇もありのまま出してくれる。

野生の動物のような、美しい目と、存在に輝きが溢れてる。

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村の女の子が、2年に一度のお祭りの写真を送ってきてくれました。日本で言う振袖のような意味を持つ晴れ着は、おばさんの手織りと自慢げでした♡
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普段は働き者の村の女子たちも、この日は、神さもを讃えて踊ります。
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ヒマラヤの山岳信仰と生きる彼ら。 写真に写る人達はご近所さんや、自分の姪っ子のようにかわいがっている子たちです。みんな本当にきれいだよーーー

外の世界の事も、近代文明もまっすぐ見つめて。

それでも心の中にある純粋な愛と共に、クリアな意識で、日々を過ごし行けたるようになったらいいなと思います。

とっても、とっても、難しいけど
今はその練習中です。

その様な心の状態で、モノを作ったり。モノを書いたり。

表現を続けていかせていただけたら、ありがたいことだと思っています。

もう一度、まっすぐに見つめる勇気や愛が湧いてきました。

いつもそう在れるような。。。未来がありますように。

一瞬、一瞬、あなたはあなたの、そのままの、ありのままの自分を輝かせていらしゃいますように。

わたしも、そう在れるよう思えた事にとても感謝しています。

こう思えているのも、私の智慧ではありません。
ヒーリングを最高のタイミングで受けれたことや、起こってきた、たくさんのご縁が重なっていると思います。

全てのご縁やつながりに感謝を込めて。

長くなりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

今は想像すらできないような未来に繋がる今。

今、この瞬間。

母なる地球に愛され、たくさんの恵みと共にその一部として豊かでありますように。
父なる宇宙と共に、智慧と叡智と共に魂を輝かせて過ごされますように。
地球と宇宙の祝福を。

MutsumiUmi

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冬の羊飼い
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